夏休みに宇宙技術を体験 「尼崎ロケットキャンプ」を実施します



 尼崎市立尼崎双星高等学校と尼崎市は、小学生向けイベントとして8月5日(火)に同校でロケットに関する基礎知識を学んだ後にオリジナルモデルロケットの製作を行い、翌6日(水)に打ち上げ実験を行う「尼崎ロケットキャンプ」を実施します。                         

 本校では、主に課外活動(宇宙科学部の活動)の一環で、缶サット(小型の模擬人工衛星)の製作・研究を行っており、そのノウハウを活用する取り組みとして本イベントを企画しています。

  同イベントを通じ、同校が持つ缶サット製作のノウハウや情熱を学校内だけにとどめず、地域や小学校へ広げていくとともに、地域に開かれた学校づくりを目指します。

 

 

1 イベント概要

 ⑴ 日程

   令和7年8月5日(火)・6日(水)の2日間(6日が雨天のときは7日(木))

   いずれも午前8時30分~午後4時30分

 ⑵ 対象・定員

   小学4・5・6年生(市立小学校に在籍する児童)、20人

   (募集は終了しています)

 ⑶ 場所

   1日目 尼崎市立尼崎双星高等学校(尼崎市口田中2丁目8-1)

   2日目 大阪電気通信大学四條畷キャンパス(大阪府四條畷市清滝1130-70)

 ⑷ 実施内容

   1日目 ロケットに関する講義(基礎知識など)とモデルロケットの製作

   2日目 製作したモデルロケットの打上げ実験を兼ねた打ち上げ大会

 

2 缶サット製作・研究に取り組む意義

  缶サットの製作・研究に取り組むことは、文部科学省が推進するSTEAM教育や課題解決型学習の実践

 につながり、教科横断的に課題を発見・解決し、社会的価値を創造する能力を育むことができます。ま

 た、缶サットの開発は、仲間と製作目標(ミッション)を設定し、設計から製作、打ち上げ実験、結果の

 分析や解析を通して再度取り組む内容を見直していきます。この開発過程をPDCAサイクルで実践するこ

 とで、論理的な問題解決能力やマネジメント力、チームワーク力などを育成していきます。

 

3 他校と連携した取り組み

  学校間連携として缶サットの共同打ち上げ実験や成果発表会を彩星工科高等学校、大阪工業大学と連携

 して実施しています。6月28日(土)には、大阪電気通信大学四條畷キャンパスにて今年度1回目となる打

 ち上げ実験を実施しました。

 

4 2024年度 宇宙甲子園缶サット部門全国大会 優勝

  令和7年2月22日~24日に開催された2024年度宇宙甲子園缶サット部門全国大会で優勝し、令和7年

 7月12日~14日に和歌山県で開催された世界大会に日本代表として出場しました。世界大会では惜しく

 もアゼルバイジャンに敗れ、準優勝という結果になりました。

【2024年度宇宙甲子園缶サット部門全国大会結果】

 優 勝:尼崎市立尼崎双星高等学校

 準優勝:法政大学第二高等学校

【2025年度宇宙甲子園缶サット部門世界大会(APRSAF-31 Space Education)結果】

    優 勝:Azerbaijan(アゼルバイジャン)

 準優勝:Japan(ジャパン):尼崎市立尼崎双星高等学校

 

(参考)R6年度飛行記録(高度)

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108617/202507292865/_prw_PT1fl_L5l7n35U.png