
―医療情報ガイドラインに準拠した電子署名により紙媒体の電子化保存が可能に―
2024年6月24日
NTTプレシジョンメディシン株式会社
在宅医療対応電子カルテ「movacal.net」、医療機関のペーパーレスを実現する 「書類BOX電子署名オプション」の提供を開始
―医療情報ガイドラインに準拠した電子署名により紙媒体の電子化保存が可能に―
NTTプレシジョンメディシン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:是川幸士、以下「当社」)は、在宅医療対応電子カルテ「movacal.net」(以下「モバカルネット」)において、電子署名を付与するオプションサービスを2025年6月24日より提供開始いたします。
本機能はセイコーソリューションズ株式会社(本社:千葉県千葉市美浜区、代表取締役社長:関根 淳、以下「セイコーソリューションズ」)が提供する長期署名クラウドサービス「eviDaemon(エビデモン)」と連携し、スキャンした紙媒体の医療情報に電子署名を付与することで、電子的な原本として保管可能とし、紙の保管が不要になります。
1.サービス開発・提供開始の背景
モバカルネットのお客さまより、医療情報を紙媒体で保管することによるスペースの確保や管理の煩雑さの課題解消のため、電子カルテ内に電子ファイルとして保管したいといったお声をいただいておりました。当社ではこの課題を解決するために、セイコーソリューションズの「eviDaemon」と連携し、クラウド上で電子署名を付与するオプションサービスの開発を進めてまいりました。
本機能によりモバカルネットにアップロードした医療情報に自動的に電子署名を付与し、そのまま電子カルテ内で原本保管することが可能となり、紙による保管業務の負担を軽減することができます。
2.サービスの主な特長
・クラウド上で完結する電子署名作業
電子署名の付与から保管までの一連の作業はすべてクラウド上で完結し、電子カルテ内で患者情報と関連づけて管理できるため、安全かつ効率的な運用が可能です。
・セイコーソリューションズの「eviDaemon」との連携
電子署名とタイムスタンプを組み合わせることにより10年間の有効期間を可能にする長期署名が利用できます。
・紙の保管が不要に
電子署名を付与することで、紙の原本を保管する必要がなくなり、医療機関の保管スペースや管理コストの削減が可能です。
・ガイドライン準拠
本機能は、厚生労働省の『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版』の安全管理対策および電子署名・タイムスタンプに関する要件を満たすものとなっています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506230978-O2-uQrQ2Ou3】
3.今後の予定
電子署名機能のさらなる利便性向上をめざし、お客さまからのフィードバックをもとに、機能改善を継続的に行い、より多くの現場でご活用いただけるよう努めてまいります。