中国を代表するEVメーカーとして成長したBYDが、ついに乗用車のEVで日本デビューを果たすことになった。その第一弾となるのがe-SUV『ATTO3(アットスリー)』だ。発売は2023年1月を予定。それを前に、すでに発表済みの豪州仕様に一足早く公道で試乗することができた。
5月の連休前に久々にアルファロメオ『ジュリア』を借り出そうと思って広報車の借用を申し込むと、ちょうど車両の入れ替えなので少し待ってくれとの返事。
◆オーストラリア仕様の「ATTO3」に日本で試乗 ◆ドアに「カタツムリ」?ユニークなインテリア ◆サスペンションがいい仕事をしている ◆日本のEV市場の台風の目となるか
今回のワンポイント確認は、ちっちゃくて守りたくなる愛されキャラの“チンク”が、お利口なお姉さんキャラの電気自動車(以下EV)になっちゃって大丈夫なのか、である。
昔からビッグ・シトロエンに数奇者が何を求めるかといえば、ひとつ目は個性的なデザイン。ふたつ目は、路面への当たりは柔らかでありながら、ステアリングの舵の効きはなぜかビシッとしている唯一無二の足まわりに他ならない。
◆停める場所さえ確保できればなんとかなる ◆高速道路も苦にならない ◆リニアなレスポンスと上質なエンジン音
欧州が傾倒している電動化は、性急なBEV化のように思われているが、そうじゃないという好個の一台がついに日本に上陸した。それが今回試乗してきた、ルノー『ルーテシア E-TECH HYBRID(Eテック・ハイブリッド)』だ。
◆電動になっても「メルセデスのルーティン」は変わらない ◆乗り味にはAMG EQSとの「劇的な違い」なし ◆モーターで「AMG」の差別化はまだ難しい?
かつてルノーグループのモータースポーツ部門を担っていたルノースポール。だが、昨年5月グループ内での統廃合が行われ、アルピーヌが一手に引き受けることになった。今年も元気にF1はもちろん、WECに参加している。
◆電子制御ドッグクラッチマルチモードATの利点 ◆こんなクルマが欲しかった!と叫びたくなる楽しさ ◆これなら積極的にハイブリッドを選びたくなる
シトロエンブランドから枝分かれして今では旧PSAの最上級ブランドに君臨する「DS」。その第4弾モデルとして導入されたのが『DS 4』である。
◆正真正銘の「ワンマン、ワンエンジン」 ◆人気のCクラス、AMGの流儀を踏襲 ◆意外にも第一印象は「剛性感の高さ」 ◆期待を裏切らない強烈な加速感