新型スカニア。用途によって高さや幅の異なるさまざまなキャブ(運転台)が用意されるが、今回発表されたのは背の高いハイキャブ仕様。新型スカニア発表会場はパリ中心部に位置するグランパレ。1900年のパリ万博のために建てられた歴史的な建築だ。「DRIVING THE SHIFT」が新型のキャッチフレーズ。サステイナブルな輸送に向けて、変化を加速させる意思がそこに込められている。仮設通路の壁面メッセージ・その1。「世界人口は2006年の64億人から2016年には79億人に増えた」仮設通路の壁面メッセージ・その2。「平均気温の2度上昇を防ぐためには、2050年までに温暖化ガスの排出を少なくとも40%減らすように皆が一緒に努力しなくてはいけない」仮設通路の壁面メッセージ・その3。「これから2039年までに、インドでは10億人の中産階級が生まれる」仮設通路の壁面メッセージ・その4。「路上輸送だけで(世界の輸送量は)毎年80億トン。これは100万基以上のエッフェル塔を世界各地に届ける量だ。我々はどうすればこれをもっとサステイナブルに行い、増える需要に応えることができるだろうか?」仮設通路の壁面メッセージ・その5。「過去50年間に大気中のCO2は30%増えた」仮設通路の壁面メッセージ・その6。「世界のコネクテッド・デバイス(ネット接続機器)は2021年までに28億台に増えるだろう。これは人や車両の増加をはるかに上回るペースだ」仮設通路の壁面メッセージ・その7。「モノと人の移動について根本的に考え直すときだ。だから我々はサステイナブルな輸送システムへのシフトを加速する」グランパレを象徴するのが、このガラス張りの天井。夕刻7時になっても、晴天の空から強い陽射しが降り注いでいた。発表セレモニーのオープニング。販売/マーケティング担当のクリスチャン・レビン副社長が、まずはスカニアの歴史を紹介した。サプライズ・ゲストは元国連事務総長のコフィー・アナン氏。「低炭素ソリューションはもうすでに利用可能であり、多くの人がそこに参加することが必要だ」と訴えた。いよいよ新型スカニアが壇上に現れ、会場の熱気はピークを迎えた。が壇上に現れ、会場の熱気はピークを迎えた。中央がヘンリク・ヘンリクソン社長兼CEO。発表セレモニーの後、隣りのスペースに移って実車を看取り。発表セレモニーの後、隣りのスペースに移って実車を看取り。発表セレモニーの後、隣りのスペースに移って実車を看取り。発表セレモニーの後、隣りのスペースに移って実車を看取り。これは看取り会場のデザインコーナーに展示されていたインテリアのモックアップ。キャブ全体がドライバーを中心に考えたデザインだという。デザインコーナーには、デザイン開発のプロセスを示すアルバムも用意されていた。これはその1ページ。横桟を並べた大きなグリルはスカニアのアイデンティティだ。