ABB、自動車の製造ライン向け大型ロボット3機種発表…車体のスポット溶接を効率化

IRB 6730Sはわずか15秒で最大80個のスポット溶接を実行する
  • IRB 6730Sはわずか15秒で最大80個のスポット溶接を実行する
  • 鋳造工場向けにデザインされた棚置き型ロボットIRB 6730S
  • IRB 6750S 作業スペース最適化を可能にする高性能棚置き型ロボット
  • IRB 6750S 作業スペース最適化を可能にする高性能棚置き型ロボット
  • ギガプレス工程用にデザインされた棚置き型ロボットIRB 6750S
  • ABBロボティクスの新開発の大型ロボット

ABBロボティクスは、自動車の製造ラインなどに向けた新開発の大型ロボット、「IRB 6730S」、「IRB 6750S」、「IRB 6760」の3機種を発表した。

2022年以降に発売された次世代ロボットと合わせ、同社は現在11のロボットファミリーで60バリエーションという業界最大規模のラインアップを用意している。

IRB 6730SとIRB 6750Sは棚設置型ロボットで、生産ラインのロボット密度向上を支援する設計となっている。最大350kgという業界トップクラスの可搬重量を持ち、高所や2階に設置して床設置型ロボットと協働することで生産性を最大化できる。

垂直・水平方向の優れた動作範囲により下向きリーチを拡大し、ダイカスト、射出成形、スポット溶接に最適化されている。自動車、鋳造、建設、一般製造業での活用が期待される。


《森脇稔》

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