ボッシュ、世界初のBluetooth内蔵タイヤ空気圧センサー開発…10年動作可能

ボッシュがるBluetooth Low Energy(BLE)インターフェースを統合したMEMS式タイヤ空気圧センサー「SMP290」開発
  • ボッシュがるBluetooth Low Energy(BLE)インターフェースを統合したMEMS式タイヤ空気圧センサー「SMP290」開発
  • ボッシュがるBluetooth Low Energy(BLE)インターフェースを統合したMEMS式タイヤ空気圧センサー「SMP290」開発

ボッシュは、世界初となるBluetooth Low Energy(BLE)インターフェースを統合したMEMS(微小電気機械システム)式タイヤ空気圧センサー「SMP290」を開発したと発表した。

タイヤ空気圧センサーは、オートバイ、トラック、乗用車、バスなど、あらゆる車両の安全性と効率性において重要な役割を果たしている。タイヤの寿命延長、燃料消費量削減、車両安全性の向上に貢献する。タイヤ空気圧監視システム(TPMS)は、欧州、米国、中国を含む世界の多くの地域で乗用車への搭載が法的に義務付けられている。

SMP290は、ボッシュの先進的なMEMS技術をベースとしており、Bluetoothインターフェースを備えた完全統合ソリューションとして市場で初めて提供される。このセンサーは、マイクロコントローラー、Bluetoothインターフェース、2軸加速度センサー、圧力・温度センサーなど、TPMSに必要なすべての基本コンポーネントを組み合わせている。

SMP290の特徴は、高度な統合レベルと極めて低い消費電力にある。これにより最大10年間の動作寿命を実現している。


《森脇稔》

特集