日本通運、特殊ガス製品のモーダルシフトを6月から開始

鉄道コンテナに積載された特殊ガス
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NIPPON EXPRESSホールディングスの日本通運は、日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガスの事業会社、大陽日酸と共同で、6月より神奈川県川崎市~宮城県多賀城市間の特殊ガス製品の鉄道輸送を開始する。

この取り組みは、物流人財の担い手不足への対応と、カーボンニュートラル社会の実現を目指すもので、強固で環境に配慮した輸送サプライチェーンの維持・強化を目的としている。

NXグループは長期ビジョン実現のため「持続的成長と企業価値向上のためのサステナビリティ経営の確立」を推進している。トラック中心の輸送形態から鉄道・船舶を利用した輸送形態へのモーダルシフトを積極的に進め、複数の輸送モードを組み合わせた柔軟なロジスティクスソリューションを提供している。

従来、大陽日酸では特殊ガス製品のトラックでの遠距離輸送を行っており、近年の半導体工場新設・増設に伴う需要拡大が見込まれる中、輸送力の強化が喫緊の課題となっていた。


《森脇稔》

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