資源循環システムズ、大栄環境、ニフコ、BIPROGY、八木熊の5社は、非自動車由来の廃プラスチックを自動車部品に再生する新しいリサイクルシステム「XtoCar(エックス トゥ カー)プロジェクト」を開始した。
このプロジェクトは、製造などを行う産業(動脈産業)と廃棄物のリサイクルや適正処理を行う産業(静脈産業)が連携し、非自動車由来の廃プラスチックを自動車部品に再生する新しいリサイクルシステムを構築するものだ。
背景には、欧州ELV規則の強化がある。自動車業界では樹脂リサイクルの規制がより厳格化し、従来の自動車由来の廃プラスチックでは再生材の供給が追いつかない状況になっている。日本国内では、2031年までに再生材を用いて自動車に必要なプラスチックの15%以上を賄う目標が設定され、2億5000トン以上の再生材の確保が求められている。