村田製作所は、米国子会社を通じてレーダー技術を持つスタートアップ企業Sensoride社を買収すると発表した。買収契約は米国時間の12月20日に締結され、2025年2月末までに完了する予定だ。
Sensoride社は2021年に設立された新興企業で、自動車やロボティクス、ドローン向けの高解像度レーダーを手がけている。同社が保有するレーダーの信号処理技術は、村田製作所のレーダー商品の性能向上に貢献すると期待されている。
自動運転技術の発展に伴い、高性能なレーダーセンサーの需要が高まっている。村田製作所は今回の買収により、自動車産業向けの製品ラインナップを強化し、競争力を高める狙いがある。