世界初、光無線技術で4K非圧縮映像を55km離れた地点へライブ伝送…鈴鹿サーキットで実証に成功

鈴鹿サーキットで撮影した4チャネルの非圧縮4K映像を光無線と光ファイバー伝送を経由して55km離れたケーブルテレビ事業者までライブ伝送
  • 鈴鹿サーキットで撮影した4チャネルの非圧縮4K映像を光無線と光ファイバー伝送を経由して55km離れたケーブルテレビ事業者までライブ伝送
  • 鈴鹿サーキットで撮影した4チャネルの非圧縮4K映像を光無線と光ファイバー伝送を経由して55km離れたケーブルテレビ事業者までライブ伝送
  • 鈴鹿サーキットで撮影した4チャネルの非圧縮4K映像を光無線と光ファイバー伝送を経由して55km離れたケーブルテレビ事業者までライブ伝送

三重大学、日立国際電気、デクセリアルズフォトニクスソリューションズ、KDDI総合研究所、東洋電機は鈴鹿サーキットで撮影した4チャネルの非圧縮4K映像を、光無線と光ファイバー伝送を経由して55km離れたケーブルテレビ事業者までライブ伝送する実証に世界で初めて成功した。

既設光ファイバーを含む実フィールドで光無線技術を使った4K非圧縮マルチチャネル映像の伝送(100Gbpsの通信)は世界初の試みとなる。

実証では、放送・通信事業者による商用化を想定したネットワーク構成で映像を伝送した。この成果により、サーキットなどの光ファイバーの敷設が困難な場所から、迫力のあるモータースポーツなどの多視点・高精細映像を視聴者へ届けることが可能になる。

実証実験では、東洋電機が開発したオールオプティカル方式光無線トランシーバを使用。このトランシーバは、光信号と電気信号の相互変換を行わないため、従来型と比較して大容量通信が可能で、消費電力や遅延も削減できる。


《森脇稔》

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