日本製鉄は9月4日、USスチールの買収完了後のガバナンス方針を発表した。
日本製鉄は、この買収によりUSスチールとその米国内生産能力を強化し、最先端の技術を米国内に導入することで、米国の産業基盤およびサプライチェーンを強靭化し、国家安全保障を強化することを目指している。これにより、中国鉄鋼メーカーに対抗する競争力を高める狙いがある。
新たなガバナンス方針ではまず、USスチールは日本製鉄の子会社として、米国ニューヨーク州法人であるNippon Steel North America, Inc.(以下、NSNA)を通じて米国企業として存在し続ける。