オーストリアに本拠を置くams OSRAMは8月5日、長距離LiDARシステム向けに「8チャンネルパルスレーザー」を開発した、と発表した。
これは高精度の自動運転を実現するための最新技術で、システム設計を簡素化し、性能を向上させることで、長距離LiDARシステムをより効果的かつ信頼性の高いものにする。
新開発した「SPL S8L91A_3 A01」は、915nmの高性能8チャンネルSMTパルスレーザーであり、乗用車、トラック、ロボタクシーなどの自動運転車両のLiDARシステムに統合される予定。この新製品は、運転、ナビゲーション、データ処理能力を向上させるという。
SPL S8L91A_3 A01は、長距離高解像度LiDARシステムを改善するよう設計されている。世界初のAEC-Q102認定8チャンネルEEL(エッジエミッティングレーザー)をQFNパッケージで提供し、システム開発者はams OSRAMの多様な赤外線コンポーネントから選択できる。この新製品は、1000Wのピーク光出力と最大30%の効率を誇る。