ユニ・トランドは7月25日、宮城県名取市より受託した乗合バス「なとりん号」の運行体制リニューアルの取り組みについての導入事例を公開した。
この取り組みは、内閣府のデジタル田園都市国家構想交付金を活用し、バスの位置情報提供からキャッシュレス決済まで一元的なシステム構築を実現したもので、15年ぶりのリニューアルとして実施された。
名取市は宮城県の中央部に位置し、仙台市に隣接する自然豊かな人口約8万人の都市である。同市が運行主体を担う「なとりん号」は、バスの老朽化と運行委託する事業者の契約更新に合わせ公共交通体系を刷新することとなった。その一環として、公共交通分野にもDXを取り入れ、市民の利便性増進や公共交通の持続的な維持を目指す方針を定めた。