丸紅は2月15日、使用済みの廃タイヤから得られる再生カーボンブラックを高品質化した次世代再生カーボンブラックを手がけるドイツRCBナノ社の株式を取得した、と発表した。
ここ数年、タイヤ・ゴム業界では、循環型経済の構築と製品の再生可能原料比率の増加を目指し、使用済みの廃タイヤから再生カーボンブラックを生成する熱分解リサイクルへの関心が高まっている。しかし、再生カーボンブラックは不純物を含有していることなどから、通常のカーボンブラックと同等の品質水準には達しておらず、タイヤの原料としての本格導入は進んでいない。