横浜ゴムは2月16日、2023年12月期(2023年1~12月)の連結決算を発表。タイヤ事業が好調で、売上・利益ともに過去最高を達成した。
新車用タイヤの売上収益は、中国で日系自動車メーカーの販売不振による影響が続いたが、国内や北米では装着車種の販売が好調だったことに加え、新規納入車種が増加したことにより、前期を上回った。
市販用タイヤの売上収益は、国内では夏用タイヤの販売が堅調に推移し、海外では中国、インドなどアジア地域で販売を伸ばしたことで前期を上回った。
オフハイウェイタイヤ(OHT)は、YOHT(Yokohama Off-Highway Tires、旧ATG)の販売が欧州、北米の厳しい市場環境の継続により伸び悩んだが、5月に買収完了したY-TWS(Yokohama-TWS、旧Trelleborg Wheel Systems Holding AB)の業績が加わったことで、OHT全体の売上収益は前期を大きく上回った。