パイオニアは12月13日、マイクロソフトの生成AIサービス「Azure OpenAI Service」を活用し、自社製品・サービスのユーザーエクスペリエンス(UX)向上に向けた技術検証を開始したと発表した。
今回の取り組みは、生成AIがもたらす新たな可能性を探ることが狙い。2023年4月よりパイオニアが展開している車載機器やスマートフォン用アプリを用いて「Azure OpenAI Service」を活用した技術検証を行い、今後のモビリティ領域の製品への生成AIの実装、およびAPIサービスとしての提供の可能性を検証する。
具体的には、スマートフォン専用カーナビアプリ「COCCHi(コッチ)」ではより高度な検索機能と直感的なUI/UXの実現に向け、バイク用音声ナビアプリ「MOTTO GO」では音声による自然な対話を通じたサポートの実現に向け、生成AI技術を活用した技術検証を実施。エッジクラウド型車載器「NP1」では、生成AI技術を活用した、運転中の利便性と安全性を高める、より自然で高度なAIアシスタントに関する技術検証を行っている。