道路に敷設した光ファイバで通行車両のデータ取得に成功…プライバシー侵害なく測定を可能に

熱海ビーチライン
  • 熱海ビーチライン
  • ケーブル状の光ファイバセンサ設置状況
  • 高性能の光ファイバ計測(DAS)による車両通行の検知例
  • 熱海ビーチラインの光ファイバセンサ設置箇所

鹿島は、静岡県熱海市の自動車専用有料道路「熱海ビーチライン」を走行する車両の位置や速度を、道路上に敷設した光ファイバでリアルタイムに把握することに成功した。

監視カメラを使用した従来の方式では、プライバシー侵害の問題があり、これを解消する方法として光ファイバ計測を全線に用いた実証実験を行った。この結果、すべての車両の走行状態をリアルタイムに把握できることを実証した。

実証実験は、高性能の分布型光ファイバ計測技術を熱海ビーチラインの道路舗装モニタリングに採用し、その効果を検証した。全長約6.1kmの熱海ビーチラインのうち、東京方の門川料金所付近から65m地点までの区間の車道と路肩の区画線上にケーブル状の光ファイバセンサを敷設した。


《レスポンス編集部》

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