アルテックは10月20日、トルコの商用車メーカーKARSAN社が製造する小型ノンステップ電気バス『e-JEST(左ハンドル仕様)』の欧州仕様車を輸入し、日本新規参入に向け市場調査を開始すると発表した。
現在、日本でも環境に配慮した電気バスが徐々に普及してきたが、まだまだディーゼル車が主流。しかし、世界に目を向けると、欧州では路線バスを中心にすでに電気バスが主流になりつつある。そこでアルテックは欧州を中心に、電気バスで世界20か国以上で450台以上の販売実績があるトルコの商用車メーカーKARSAN社と協力。環境対応への要望が強い観光地の自治体や高齢化が進む地域に向けて、欧州で走行中の『e-JEST(左ハンドル仕様)』での市場調査を行うことを決定した。
e-JESTは、国内初となる全長6m未満のノンステップ電気バスだ。全長5845×全幅2055×全高2800mm、ホイールベースは3750mm。乗車定員は22名(仕様による)。バッテリーを床下に搭載することで、従来エンジンやバッテリースペースがあった最後部に大きな窓を設置。広くて明るい室内を実現している。また、重心を低くすることで安定した走行を実現。乗り心地も向上している。