セレンスは、メルセデス・ベンツのマルチメディアシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」の第2世代に、同社の音声関連技術が採用されたことを発表した。
MBUXはダッシュボードのコンシェルジェとして機能し、ドライバーと同乗者の幅広いニーズに応える車載音声アシスタントだ。「Hi(ハイ), Mercedes(メルセデス)」をキーワードとして起動し、自然な会話でメールの作成や最寄りの飲食店の検索から、車内温度の変更やシートマッサージのリクエストまで応えてくれる。
第2世代MBUXは、セレンスの声紋認証などのさまざまな生体認証技術を活用してパーソナライゼーションとセキュリティを強化。ナビゲーションやマルチメディアの設定からシートポジションや最適な温度まで、パーソナライズされた設定に音声で素早くアクセスできる。
さらに専用のインカムシステムとマイクをセレンスの音声信号処理技術と組み合わせることで全座席からの音声を認識する機能を搭載。すべての乗員にパーソナライズされた最新のユーザーエクスペリエンスを提供するとともに、複数席での通話などのコミュニケーション機能を強化している。