ドゥカティの営業利益6%増と回復、世界販売が2年ぶりに増加 2019年通期決算

ドゥカティのイタリア工場
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ドゥカティ(Ducati)は3月19日、2019年通期(1~12月)の決算を発表した。

同社の発表によると、2019年通期の売上高は7億1600万ユーロ(約855億円)。前年の6億9900万ユーロに対して、2.4%増と増加に転じた。また、2019年通期の営業利益は、5200万ユーロ(約62億円)。前年の4900万ユーロに対して、6.1%の増益と回復を果たしている。

2019年の世界新車販売台数は5万3183台。前年比は0.3%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。市場別の2019年の販売実績では、地元イタリアが3%増の9474台と、プラスを維持する。スペインも10%増と、引き続き伸びる。フランスは前年比8%増だった。

一方、米国は、前年比2%減の7682台と、2年連続のマイナス。ブラジルは、前年比20%増と好調だ。アジアでは、中国が前年比12%増の3200台と伸びた。日本は1877台にとどまり、前年比は3.3%減とマイナスに転じた。

車種別の2019年の販売実績では、『パニガーレ』シリーズが、前年比14.4%減の8304台と後退した。これにより、スーパーバイクセグメントでの市場シェアは25%と、前年に対して1ポイント低下した。

一方、『ハイパーモタード950』は4472台、『ディアベル1260』は3129台と好調だ。また、『ムルティストラーダ』シリーズは2019年、前年比3%増の1万2160台を販売している。

《森脇稔》

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