JR東日本秋田支社は8月23日、秋田~男鹿間で10月に運行する臨時列車『SLおが』『DLおが』の概要を発表した。
この列車は、ユネスコの無形文化遺産に登録された「ナマハゲ」で名高い男鹿エリアで、伝統芸能の祭典「新・秋田の行事in男鹿2019」が開催されることに合わせて運行されるもの。秋田県内でSL列車が運行されるのは、2018年10月の秋田~湯沢間『SLこまち号』以来となる。
運行日は10月12・13日で、12系客車4両を使用。秋田方にはC61形蒸気機関車20号機(C61 20)、男鹿方にはディーゼル機関車が連結されるプッシュプル編成となる。
ディーゼル機関車が先頭となる下りは『DLおが』として運行され、時刻は秋田9時発(8時37分入線)~男鹿10時47分着。C61 20が先頭となる上りは『SLおが』として運行され、時刻は男鹿14時45分発~秋田16時17分(16時28分出線)。
国鉄時代、線路規格の関係で、蒸気機関車に小型のタンク式C11形が運用されていた男鹿線に、C61形のような炭水車付きの大型テンダー式蒸気機関車が走行するのはきわめて異例だ。