ポルシェ、偽造品対策を強化…2018年は20万点以上を確認

ポルシェが確認した偽造品
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ポルシェ(Porsche)は8月5日、スペアパーツなどの偽造品対策を強化すると発表した。

ポルシェは法務部門に、「ブランド保護」チームを置いている。このチームが弁護士と協力しながら、世界中のポルシェの偽造品を追跡し、流通から排除することを目指している。

2018年の1年間で、ホイール、エアフィルター、エアバッグ、ブレーキディスクなど3万3000点のスペアパーツを含む20万点以上の偽造品が確認された。これには、帽子やTシャツ、サングラスなどが含まれている。その多くが、ネット通販や見本市などで販売されているという。

偽造品と確認された場合、ポルシェは法的措置を講じる。とくに、エアバッグなど安全に関わるスペアパーツの偽造品は、ポルシェ社内のテストや承認を受けておらず、ポルシェ車に装着された場合、本来の性能を発揮しない可能性が高いという。

偽造品の推定80%は中国製だ。香港から車で1時間の深セン市は、中国で偽造品を製造する主要な場所のひとつ。ポルシェは1年に数回、この地域に専門チームを派遣し、偽造品の製造工場を摘発する活動を強化している、としている。

《森脇稔》

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