佐川急便など、新型業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO」を開発

TRIKE CARGO
  • TRIKE CARGO
  • 牽引部分は台車を直接積載でき、ワンタッチで着脱が可能

豊田TRIKEと佐川急便は業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO」を共同開発し、全国10か所の佐川急便の営業所にて3月26日より順次トライアルを開始した。

TRIKE CARGOは、これまで佐川急便が使用していた電動アシスト自転車とは異なり、荷重の影響を直接車体に受けない牽引タイプを採用。積載可能重量を30kgから120kgへ大幅に拡大した。一度に運べる量が増えるため、集配拠点への往復を減らすことで作業効率が高まるほか、集配エリアの拡大も可能となる。

また、2つの前輪が連動して動く「シンクロシステム」を採用。段差での衝撃を和らげる上、斜面では車体を垂直に保ち、急カーブや滑りやすい路面でも安全な走行が可能となり、利用者側の負担も軽減する。さらに、牽引部分には台車を直接積載しワンタッチでロックおよび解除でき、積み替え作業も軽減する。

今回のトライアルは約1か月間実施し、本格導入に向けて安全性や集配業務の効率化を検証。女性や運転免許未保持者といった幅広い人材の活用が期待できるとともに、集配用電動アシスト自転車が広く普及することでCO2を排出しない環境に配慮した輸送が実現する。

《纐纈敏也@DAYS》

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