ネオジャポニスムの安らぎと先進性…JR四国の新型特急用車両 2700系 が完成へ

塗色は、徳島の「阿波おどり」や高知の「よさこい」からイメージする情熱にちなんだディープレッド、筆の流れをイメージした真紅の流線、赤から金への色の滲み、赤と緑の残像配色を組み合わせたものとなる。
  • 塗色は、徳島の「阿波おどり」や高知の「よさこい」からイメージする情熱にちなんだディープレッド、筆の流れをイメージした真紅の流線、赤から金への色の滲み、赤と緑の残像配色を組み合わせたものとなる。
  • シートは座面スライド式を採用し、コンセントやドリンクホルダー、コートフック、PC向けの大型テーブルを装備している。このほか車内には防犯カメラや非常通報ボタン、車椅子スペースなども設置。照明は2600系と同様のLEDとなる。
  • 2両1組となる2700系の基本編成。定員は2両で98人。

JR四国は11月26日、新型特急用車両2700系の詳細を発表した。

2700系は、1989年にJRグループ初の振子式気動車としてデビューした2000系を置き換えるために登場する車両で、JR四国の新型特急用気動車としては2017年に登場した2600系以来となる。

デザインは「安らぎと先進性を合わせ持つ特急車両」として、2600系を踏襲した「日本の伝統意匠をアレンジした‘Neo Japonism(ネオジャポニスム)’」をコンセプトとし、運行される香川・徳島・高知各県の地域性を表わしたカラーリングを施す。

インテリアはデッキの扉やシートのモケットを伝統文様をアレンジしたデザインとし、徳島の「ジャパンブルー」、高知から望む太平洋をイメージした「オーシャンブルー」をイメージしたカラーリングを取り入れている。

今回完成するのはMcMc'の2両ユニット2組計4両で、最高速度は130km/hとなる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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