アウディの子会社で、フォルクスワーゲングループで自動運転技術の開発を手がけるAID社は6月26日、イスラエルのCognataと提携した、と発表した。
Cognataは2016年、イスラエルに設立されたスタートアップ企業。自動運転やディープラーニング、コンピュータビジョンを専門とするエンジニアで構成され、自動運転車のシミュレーションプラットフォームを開発している。
一方、AID社の社名は、オートノマス・インテリジェント・ドライビングを意味。同社の自動運転技術は、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェなど、グループ全体のモデルやブランドで使用されている。
今回の両社の提携では、AID社がCognataを、自動運転車のシミュレーションパートナーに選択。AID社はCognataの自動運転シミュレーションを導入。世界各地の都市を再現し、実世界の交通状況をシミュレートするAI(人工知能)ベースの交通モデルなど、広範なテストを行う。
またAID社は、Cognataとの長期的パートナーシップを通じて、大規模なクラウドベースのシミュレーションソリューションを実装。効率的かつ迅速なテストにより、安全性を高め、自動運転車の市場投入までの時間を短縮していく、としている。