交差点から約20m離れた場所をショートカット横断、はねられ死亡

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長野県長野市内で、徒歩で道路を横断していた男性がタクシーにはねられる事故が起きた。この事故で男性は死亡したが、ショートカット横断が事故につながったものとみられている。

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17日午前4時50分ごろ、長野県長野市内の市道で、徒歩で道路を横断していた男性に対し、交差進行してきたタクシーが衝突する事故が起きた。男性は死亡。警察はタクシーの運転者から事情を聞いている。

長野県警・長野中央署によると、現場は長野市三輪8丁目付近で片側2車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。30歳の男性は徒歩で道路を横断していたところ、左方向から交差進行してきたタクシーにはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因でまもなく死亡。タクシーを運転していた68歳の男性にケガはなかった。タクシーは営業中だったが、客は乗っていなかったという。

現場は街灯が無く、夜間の見通しが悪い区間。現場から約20m離れた場所には横断歩道やボタン式の信号機が設置され、安全に渡れる交差点もあった。警察では交差点外でのショートカット横断が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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死亡した男性が横断していたのは、横断歩道や信号機が設置された交差点から約20m離れた場所だった。未明の時間帯で交通量は少なくなっていたので「行ける」と思ったのかもしれないが、交差点までのわずかな距離を歩くことを惜しんだばかりに命を落とす結果となってしまった。交差点部分には道路照明も設置されているが、約20m離れた場所までその光は届いておらず、見通しが悪かったものとみられる。

《石田真一》

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