寒くなりましたね…スクーターにスクリーン&ルーフを追加して快適に

モーターサイクル テクノロジー
トリーテクノのスクーター用屋根キットCustomy
  • トリーテクノのスクーター用屋根キットCustomy
  • ポリカーボネート製のスクリーンをアルミ合金製のフレームでマウント。微調整が可能で、脱着も容易だ。
  • 気温0度で30km/hで走行すると、体感温度はマイナス12度にもなる!
  • 屋根を追加しても風の巻き込みは意外と少ないのがシミュレーションでも分かる。
  • 価格はGEAR、BENLY用で5万9910円~。Dio、Let's他用は6万4630円~。ウインドウシールドのみは1万4723円。

バイクが風を切って気持ち良く走れたのは、つい先頃まで。急に寒くなってきた昨今、寒風は身に染みる。そんなこれからの季節、スクーターユーザーから需要が多いと言われるのがトリーテクノのウインドシールドや屋根キットだ。同社はスクーター用の後付けのスクリーンやルーフをオリジナルで開発している。

「新聞配達のバイクにはスクリーンが付いていないでしょ? あれはスクリーンがあると、シートに座ったままでは前カゴの新聞が取り出せなくなっちゃうから。ウチのスクリーンはカゴまで覆うから寒さ対策と実用性を両立しているんですよ」と代表の鳥海正樹さん。

走行風による体温の低下は相当なもの。外気温が0度の時、30km/hで走行すると、体感温度はマイナス12度になってしまうんだとか。風を防ぐだけで、かなり快適性は向上する。

「タイに旅行に行って、たくさんのバイクが走っているのに、雨が降ってもそのまま。それでこうした後付けの屋根を考えたんです」。日本よりも日本メーカーのバイクが走っている国で必要性を感じたのだ。

同社のウインドウシールドは3D形状になっているだけでなく、幅も十分にある。シミュレーションで風の巻き込みも見てみると、後方からの巻き込みより側面から巻き込むことの方が多いことが分かり、両サイドにバイザーを追加して快適性を大幅に高めたそうだ。

オプションのバイザーを追加することでルーフの幅も十分にあり、雨もかなりの範囲で防いでくれるようだ。

「スクリーンとルーフの間に隙間を空けると、空気はそこから吸い出されるんですが、雨粒は入ってきちゃいます」。風の巻き込みや雨の侵入を考えて調整する必要がありそう。ともあれ、装着するだけで雨風を凌いで快適性を高めてくれることは間違いなさそうだ。

《高根英幸》

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