JR四国の新型特急、12月に定期列車デビュー…「空気バネ傾斜」は取りやめへ

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JR四国の2600系。12月2日から高徳線の特急『うずしお』で運用される。
  • JR四国の2600系。12月2日から高徳線の特急『うずしお』で運用される。
  • 2600系では車体傾斜に空気バネ式を採用したが、今後新造する特急形気動車は2000系と同じ振子式になる。
  • 振子式を採用した2000系。
JR四国は9月25日、2600系特急形気動車の定期列車での営業運転を12月2日から始めると発表した。高徳線の高松~徳島間を結ぶ特急『うずしお』で運用する。

2600系は、JR四国が2000系特急形気動車の置換え用として開発した新型車両。2月に4両(2両編成2本)が完成した。8月にツアー列車と一般の臨時列車で営業運転を行ったが、これまで定期的な運転は行っていなかった。

12月2日から2600系で運転されるのは、高松発が11時07分の『うずしお9号』、14時12分の『うずしお15号』、17時15分の『うずしお21号』。徳島発は12時24分の『うずしお14号』、15時28分の『うずしお20号』、18時30分の『うずしお26号』になる。

2600系は従来の2000系と同様、カーブ走行中に車体を傾けて速度の向上と乗り心地の改善を図っている。ただし、2000系が遠心力を利用して車体を傾ける「振子式」を採用しているのに対し、2600系は台車に設置されている空気バネの伸び縮みによって車体を傾ける「空気バネ傾斜式」を採用している。

空気バネ傾斜式は振子式に比べ構造が簡素で、コストを低減できるなどのメリットがある。しかし、JR四国は「走行試験の結果、連続する曲線が多い土讃線において、2600系は空気バネの制御に多くの空気を消費するため、空気容量の確保に課題がある」とし、今後新製する特急形気動車は2600系をベースにしつつ、車体傾斜は振子式に戻すとしている。
《草町義和》

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