米国新車販売2%減、SUVは4.6%増 2017年上半期

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民間調査会社のオートデータ社は7月4日、2017年上半期(1~6月)の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は845万2453台。前年同期比は2.1%減だった。このうち、SUVなどのライトトラックは、4.6%増の522万8512台と、前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが141万3285台を販売。前年同期比は1.8%減だった。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、30.3%減の8万3899台と、大幅なマイナス。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』も、前年同期比3.9%減の26万2940台と後退する。小型車の『クルーズ』は、21.3%増の10万5188台と、好調な販売が続く。

2位のフォードモーターは129万4397台を販売。前年同期比は3.8%減だった。主力中型セダンの『フュージョン』が、27%減の10万7225台と、大幅に減少。主力SUVの『エスケープ』は、1%増の15万6956台と、微増ながら前年実績を上回る。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、8.8%増の42万9860台と好調。

4位はFCA US(旧クライスラーグループ)。上半期の販売台数は106万7362台で、前年同期比は6.7%減。大型ピックアップトラックの『ラム』が、8%増の27万9595台と牽引。クライスラーブランドでは、新型ミニバンの『パシフィカ』が、5万9598台と良好な立ち上がりを見せる。

日本メーカーのビッグ3では、トヨタが3位。上半期は115万5165台を販売。前年同期比は3.6%減だった。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、新型の発売を控えて、11.4%減の17万6897台と後退。『カローラ』も9.1%減の16万5596台と減少する。『RAV4』は18万4766台で、前年同期比は11.4%増と2桁のプラス。

日産は5位。上半期は、81万9688台を販売。前年同期比は2.7%増だった。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が14万6284台を販売。前年同期比は15.3%減と、2桁減。『セントラ』は、8.5%減の11万2574台。主力SUVの『ローグ』は、19万5689台。改良新型モデルの発売により、前年同期比は31.4%増と、大きく伸びた。

6位はホンダで、上半期は79万1886台を販売。前年同期比は0.1%減と、わずかに前年実績を下回った。主力車の中では、『アコード』が16万0091台にとどまり、前年同期比は5.5%減。『CR‐V』は新型投入により18万7256台を売り上げ、前年同期比は17.7%増と2桁の伸び。『シビック』は7.4%減の17万5763台と、落ち込んでいる。

《森脇稔》

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