築150年の古民家も被害---衝突事故の巻き添え

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5日午前5時20分ごろ、福島県棚倉町内の国道118号を走行していた乗用車とトラックが正面衝突。この弾みでトラックは道路左側の民家建物へ突っ込む事故が起きた。双方の運転者が負傷している。

福島県警・棚倉署によると、現場は棚倉町八槻字大宮付近で片側1車線の緩やかなカーブ。乗用車が左カーブを曲がりきれずに対向車線側へ逸脱し、対向車線を順走してきたトラックと正面衝突。トラックは衝突を避けようと急ハンドルを切った弾みで道路左側の路外に逸脱。道路沿いにある民家の建物へ突っ込んだ。

この事故で乗用車を運転していた50歳代の男性と、トラックを運転していた40歳代の男性が打撲などの軽傷。民家は江戸時代末期(約150年前)に建築された萱葺き屋根の平屋構造で、住民5人にケガは無かったが、トラックは屋根部を巻き込む状態で立ち往生した。トラックを引き抜くと屋根部が倒壊するおそれのあることから、補強を行ないながら撤去するという。

警察では双方の運転者から事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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