日野自動車は、大型トラック『プロフィア』および中型トラック『レンジャー』をモデルチェンジし、プロフィアを5月22日に、レンジャーを4月5日より、それぞれ発売する。
今回のモデルチェンジではエクステリアデザインを一新。堂々とした存在感を主張しながら、空気抵抗の低減やLEDヘッドランプの採用により機能性も向上させている。またインテリアでは、乗り心地を向上した新型シートや7インチ液晶を備えた大型メーターなどを採用。さらにプロシフト(機械式自動変速機)搭載車はダイヤル式のギヤセレクターをインパネに設置、あわせてシーケンシャルレバーをステアリングコラムに設けることで変速操作の負担軽減やキャブ内での移動性向上を実現している。
プロフィアはシャシから刷新し、トラックとしての基本性能を大幅にアップ。また大型トラックでは日本初となる「可変配光型LEDヘッドランプ」をオプション設定。常時ハイビームを使用可能とし、夜間の視認性を向上させた。レンジャーはプロフィアと同等の安全装備を標準装備として安全性能の大幅進化を実現。PCS(衝突被害軽減ブレーキ)は機能を向上させ、停止車両や歩行者も検知して衝突回避を支援する。
プロフィアの380psエンジンは13Lエンジンに替えて新開発のダウンサイジング9Lエンジンとし、レンジャーにも同じくダウンサイジング5Lエンジンを採用。新エンジンは2段過給や摩擦抵抗を軽減するディンプルライナーなどを採用し高効率を追求。さらにエンジンと排出ガス後処理装置の改良により、燃費を向上させながら排出ガスをクリーンにし平成28年排出ガス規制に適合させた。