SGホールディングスと日立物流は、両社の海外事業会社である佐川急便ベトナムと日立物流バンテック(タイ)が共同配送で年10月20日からタイ~ベトナム間のクロスボーダートラック混載輸送サービスを開始すると発表した。
これまで、佐川急便ベトナムはベトナム国内全域、日立物流バンテック(タイ)がタイ国内全域の輸送ネットワークで、それぞれ東南アジアネットワークを強化してきた。隣国間の輸送では、越境後、輸送を他社に委託しており。車両の安定的な確保が課題となっていた。
今回、タイ/ラオスの国境に両社の貨物積み替え拠点を新設して日立物流バンテック(タイ)がタイ国内輸送を、佐川急便ベトナムがベトナム国内とベトナム・ラオス間輸送を担う新たな共同配送ルートを確立する。タイ・ラオス国境でコンテナごとそれぞれの車両へ積み替え、新たな貨物を載せた車両が各社の拠点まで輸送する。
バンコク~ムクダハン・サワンナケート~ハノイを結ぶ約1500kmの共同配送で、輸送周期は週1便。輸送リードタイムは4営業日となる。
今回の両社の連携により、海上輸送では集荷~指定場所への配送まで8営業日かかるところ、クロスボーダートラック混載輸送により4営業日での配達が可能となる。また、安定した車両確保に加え、積み替え地(越境地点)での荷扱い工程を省くことができ、定期運行の実現、安全・高品質な輸送サービスの提供が可能になるとしている。