ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZF社は8月4日、2016年上半期(1~6月)の決算を公表した。
ZFは2014年9月、TRWオートモーティブ(TRW)を買収すると発表。ZFがTRWを買収することにより、ドイツのボッシュに次いで、世界第2位の自動車部品メーカーが誕生した。
8月4日、ZFは2016年上半期の決算を公表。売上高は、178億4600万ユーロ(約2兆0180億円)。前年同期に対して、5%増だった。為替の影響などを加味した調整後の伸び率は、2%となる。
また、上半期の調整後の利払前・税引前利益(EBIT)は、11億2700万ユーロ(約円)。前年同期の5億5400万ユーロに対して、およそ2倍の増益を達成した。
ZFのステファン・ゾンマーCEOは、「困難な課題も待ち受けているが、通年でもこれを維持したいと考えている。また、柔軟性を高めつつコスト構造をさらに改善することで、とくにドイツの各拠点において競争力の増強を図る必要がある」とコメントしている。