日産自動車は5月20日、中国の清華大学と共同で、インテリジェントモビリティのための研究センターを北京市に設立した。
日産自動車と清華大学の蘇州自動車研究院は2012年11月、将来の自動車関連技術に関する研究及び人材の交流において、包括的な連携を図ることで合意し、覚書を締結。覚書締結により、両者はより戦略的な共同研究の推進を図るとともに、それぞれの強みを活かす相互人材交流も実施していくことになった。
日産は、将来のモビリティ社会に貢献する新たな価値創造を目指し、世界最大の自動車市場に成長した中国において、同国特有の課題の検証、解決を目的とした先進技術の研究を行うために、現地での強力なパートナーが必要と判断。
このため、これまでも、自動車技術に関して数多くの共同研究を実施し、成果を上げてきた清華大学を母体とする蘇州自動車研究院とパートナーシップを結び、共同で多面的な研究活動を実施するための包括的連携を行うことを決めた。
今回、北京市に設立されたインテリジェントモビリティのための研究センターは、両者の連携の成果のひとつ。この研究センターでは、中国市場に向けて、EVや自動運転技術の研究開発を推進していく。