フランスの自動車大手、ルノーは1月18日、2015年の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は過去最高の280万0242台。前年比は3.3%増と、3年連続で前年実績を上回った。
280万0242台の主な内訳は、乗用車が前年比2%増の241万4503台。LCV(小型商用車)は、12.4%増の38万7089台と、2桁増を達成する。
またブランド別では、ルノーが前年比2.4%増の217万0644万台と、2年ぶりに増加。ダチアは前年比7.7%増の55万0920台と、引き続き前年実績を上回る。韓国のルノーサムスンは、2.6%減の8万0028台と、3年ぶりに減少した。
市場別で見ると、欧州の回復が目を引く。2015年のルノーグループの欧州新車販売は、161万3499台。前年比は10.2%増と、3年連続で前年実績を上回った。市場シェアは前年に対して横ばいの10.1%としている。
欧州以外の販売台数は、前年比4.8%減の118万8023台と、引き続き減少。国別の販売台数ベスト5は、フランスが60万7173台でトップ。以下、ブラジルが18万1504台、トルコが16万2175台、スペインが15万6108台、イタリアが15万4730台で続く。
ルノーのThierry Koskas営業&マーケティング担当上級副社長は、「市場ごとに異なる環境の中、2015年も確実な成長を遂げた」とコメントしている。