排ガス試験見直し検討、VWディーゼル車不正受け太田国交相

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国交省は、VWのディーゼル車排ガス試験不正問題を受け排ガス試験の見直しを検討する考え(写真はイメージ)
  • 国交省は、VWのディーゼル車排ガス試験不正問題を受け排ガス試験の見直しを検討する考え(写真はイメージ)
  • 太田国交相

太田昭宏国土交通相は9月29日の閣議後会見で、フォルクスワーゲンのディーゼル車排ガス試験不正問題を受けて「現在の台上試験だけで適切な検査ができるか、検討したい」と述べ、排ガス試験の見直しを検討する考えを明らかにした。

不正問題を受け、国交省はフォルクスワーゲンジャパンに不正の内容を報告するよう指示したほか、国内でディーゼル乗用車等を販売する国産車メーカー4社と正規輸入事業者5社に対し、同様の不正がないか今週中に報告するよう指示している。

太田国交相は「これらの報告内容と米国や欧州の検査方法見直しの検討状況を踏まえて、台上試験だけで適切な検査ができるか、検討したい」と述べた。

また、不正なソフトウェアの乗用車への搭載禁止について「中央環境審議会の答申で、平成30年までにソフトの使用禁止を盛り込んだ国際基準を導入することとされている。導入時期等について検討していきたい」と述べた。

《レスポンス編集部》

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