首都高速道路は、歩行者・自転車等の立入や逆走車の自動検知・即時対応を目的とした「立入、逆走検知・警告システム」の護国寺出入口での試行運用を6月1日10時より開始する。
同システムでは、歩行者等の立入や逆走車を検知すると、警告表示板やスピーカーで注意を促す。また、交通管制室に即時に発生を知らせ、パトロールカーの出動やマイクによる呼びかけ等を行うことができる。
首都高では、歩行者等の立入や車両の逆走は重大事故につながる危険性があることから、立入禁止看板や路面文字等の対策を実施。さらに立入等の防止強化や保護までの時間短縮のため、民間企業との共同研究による自動検知・即時対応システムを試行運用を目黒出入口(2号目黒線)、大師出入口(横羽線)で、3月27日より開始しており、誤進入した歩行者や自転車が警告表示板等に気づいて一般道路に戻る事例も確認しているという。
首都高では今後、効果等の検証をしつつ、必要な改良や運用方法の見直し等実運用に向けた検討を行い、新たな設置箇所を選定して導入する。