フランスの自動車大手、PSA(プジョー シトロエン)は4月21日、欧州の工場での増産計画を発表した。
今回の増産は、欧州市場の新車販売が、回復していることを受けての対応。顧客からの需要に応えるために、2015年8月までに、6万台を増産する。
この増産分は、当初の計画を10%上回る台数。増産は、プジョー、シトロエン、DSの各ブランドで実施する。
具体的には、スペインのマドリード工場で、シトロエン『C4カクタス』を増産。プジョー『208』、『2008』、『308』、『308SW』の生産台数も増やす。
フランスのポワシー工場では、『DS3』を増産。フランス国内では、プジョー、シトロエン、DSの各ブランドのSUVの生産を拡大する。
PSAのデニス・マーティン上級副社長は、「欧州市場の成長は、自動車産業全体にいいニュース。今後も中期経営計画のバック・イン・ザ・レースを進めていく」と述べている。