三菱 田畑常務「北米向けCセグセダンは必要」…ルノーとの提携見送り

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決算発表する三菱自の田畑豊常務(右)
  • 決算発表する三菱自の田畑豊常務(右)
  • 三菱自動車本社(参考画像)

三菱自動車工業の田畑豊常務取締役は2月3日の決算発表の席上、ルノー・日産グループとの提携で検討していたルノー製セダンの調達を見送ったと、明らかにした。

この案件は、三菱が北米向けにDおよびCセグメントのセダンを韓国のルノー・サムスンの工場などからOEM調達する計画で交渉していたもの。両者は13年11月にグローバルな商品や技術の提携合意を発表していた。

田畑常務によると「先ずDセグメントの検討を行ったが、なかなかウィン・ウィンの関係が築けなく、Cセグメントの交渉にも行けなかった」という。セダンをめぐるルノーとの提携交渉は打ち止めとなったものの、田畑常務は「私どもに北米向けCセグメントセダンは必要であり、色々な検討を進めていく」と述べ、新たな調達先を模索する方針を示した。

《池原照雄》

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