ピアッジオグループジャパンは、6月28日にピアッジオとベスパ専売の“スクーター・イタリアーノ 原宿”をオープンした。
ピアッジオグループジャパンセールスエリアマネージャーの河野僚太さんによれば、同社の販売の中で、ベスパの割合は半分以上を占めているという。「その中で最も売れているのは『プリマベーラ』だ。目標としてはベスパ全体の半分くらいは売れてほしい」と話す。プリマベーラは、4月より日本でも販売が開始された最も新しいモデルだ。
「ベスパのユーザー層は、30代後半以上の男性が中心だが、他の日本製スクーターよりも女性率は高いかもしれない」と河野さん。
「価格もある程度高いうえに、実用的な面では日本製にかなわないが、それ以外の価値を見出している人が購入している。日常のアシというよりは、相棒的な感覚」だという。
その価値とは、「ベスパという、スクーターの元祖というブランドであることや、デザインにある」と語った。