ドイツの高級車メーカー、BMWは今夏、欧州仕様の『5シリーズ』に、新型ディーゼルエンジンを搭載すると発表した。
このディーゼルは、新開発の直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル。改良新型『X3』に続いて、5シリーズにも拡大採用される。
出力特性に応じて、2種類のチューニングが存在。標準的な「518d」グレードは、最大出力150psを発生。従来エンジンの最大出力143psに対して、7psの性能向上を果たす。
高出力版の「520d」グレードは、最大出力190ps、最大トルク40.8kgmを引き出す。従来エンジンに対して、7ps、2kgmの強化。両仕様ともに、セダンの2WD車の場合、欧州複合モード燃23.3km/リットル、CO2排出量114g/kmの優れた環境性能を実現した。
なお、518d、520dともに、セダンとワゴンの「ツーリング」を設定。520dでは、4WDの「xDrive」も選択できる。