函館バス江差木古内線、5月12日から運転開始…江差線の代替

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江差線の終点・江差駅。同線は5月11日限りで廃止され、翌12日から函館バスが代替バスを運行する。
  • 江差線の終点・江差駅。同線は5月11日限りで廃止され、翌12日から函館バスが代替バスを運行する。

函館バスは5月12日から、木古内駅前(北海道木古内町)~江差ターミナル(江差町)間を結ぶ路線バス「江差木古内線」の運転を開始する。

JR北海道が5月11日限りで営業を終了する江差線木古内~江差間42.1kmの代替バスとなるもの。運転本数は江差線と同じ1日6往復、停留所は江差線(10駅)より多い22カ所に設けられる。所要時間は83分で、江差線より約20分伸びる。

大人片道の普通運賃は江差線の930円に対し、バスが190円高い1120円。ただしJR定期券利用者で、鉄道廃止後は江差木古内線をバス定期券で利用する人に対しては、廃止時のJR定期運賃と廃止後に利用するバス定期運賃との差額を補償する。差額補償は木古内駅か江差駅の窓口で5月9・10日の2日間、受け付ける。

津軽海峡線の一部を構成している江差線五稜郭~木古内間37.8kmは営業を継続するが、2015年度末の北海道新幹線新青森~新函館(仮称)間開業にあわせて第三セクター化される予定。今年8月に準備会社が設立される見込みだ。

《草町義和》

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