全日本空輸(ANA)は、4月1日付けで、業務推進部を新設し、安全推進部との2部体制に再編するなどの組織改正を実施すると発表した。
2部体制にすることで、安全・保安課題に対する業務推進力の向上と、未知のリスクへの対応力強化を図る。
品質推進室を廃止するとともに、品質企画部、空港オペレーション推進部、フライトオペレーション推進部をセンター長直下の組織として重層構造を解消、意思決定の迅速化と運営体制の効率化を図る。
品質企画部は、オペレーション部門方針と活動計画を推進する上で、必要な部門の業務設計、サービス品質の推進機能としての役割を明確にするため、名称を品質推進部に変更する。
国内総代理店契約締結機能の空港オペレーション推進部への移管に伴って、ハンドリング受託契約の推進機能としての役割を明確にするため、受託事業部を受託事業部に名称を変更する。
また、新規開設準備のため、青森空港所を新設する。三宅島線は廃止するため、三宅島空港所は廃止する。
客室センターにおけるグローバル化を推進し、グローバルでトップレベルの品質の提供へ向けた体制を強化するため、グローバル推進部を新設する。
B747-400型式が退役したため、B747-400部を廃止する。
整備センターでは、「品質保証室」と、その管下に「品質企画部」「機体品質管理部」「部品品質管理部」を新設し、現在の「品質保証部」、「機体事業室品質管理部」、「部品事業室品質管理部」の機能を移管する。
営業センターでは、ANAセールスとの兼務組織を解消するとともに、機能の効率化と強化を推進するため、業務室を業務部に改称する。
「法人販売室」と管下に「法人販売部」を新設する。マーケットに対応した体制を構築するとともに、法人計画販売の進化、継続的な販売力の維持・強化に向けた人材育成強化と確保、各支店のエリアマーケティング活動と連動した国際線業務渡航需要の取り組み、サポート機能強化が目的。