【ダンロップ EC203 試走会】「スタンダードタイヤとは何か」を練りに練った末のライフ17%向上

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ダンロップ エナセーブ EC203 試走会
  • ダンロップ エナセーブ EC203 試走会
  • 取締役常務執行役員の西実氏
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住友ゴム・ダンロップは3月6日、2月に発売された低燃費タイヤの新製品『エナセーブ EC203』の試走会を伊豆・修善寺で開催した。

EC203は、独自の新材料開発技術である「4D NANO DESIGN」による「新マルチ変性 SBR」を始めとした各種低燃費技術を採用。また、サイドウォール部にはカーボンと結合しやすい変性基を導入するなど、ポリマー末端の不要な発熱を抑制。従来品の『EC202』と比べて転がり抵抗を12%低減した。

また、シリカの分散性を高めたゴムを使用することで、耐摩耗性も向上。ロングライフにも貢献する。スタンダードパターンの5リブでは9%、軽・コンパクトカー専用パターンの4リブでは17%の耐摩耗性向上を果たしている。

取締役常務執行役員の西実氏は、「2013年の自動車販売は、メーカー各社積極的に新車を出したこともあって登録車・軽自動車も販売増となり年初の予想をはるかに上回った」と新車販売の伸びが業績好調の背景にあると述べたうえで、商品ラインナップ強化への取り組みについて、次のように説明。

「当社では昨年、優れた静粛性と走行安定性を持ち、ラグジュアリーカーにふさわしい低燃費タイヤ『VEURO303』を発売し、高い評価をいただいている。また、ミニバン用タイヤの元祖とも言える「RV」シリーズに『RV503★』も出し、エコタイヤの『EC202』もサイズラインナップを拡充するなどして、お客様のニーズに応えた結果、販売を伸ばすことができた。カー用品量販店2社において低燃費タイヤナンバーワン2年連続獲得できた」と述べ、エコタイヤを中心とした同社のラインナップが顧客のニーズに合致したと分析する。

今回新たに発売したEC203については、「これらの低燃費タイヤナンバー1のブランドは、技術力が根底にあるが、一番大事なのはお客様のことを第一に考えること。開発部門だけでなく評価や営業部門一体となって新製品の開発を進めている。特にこの2月に発売したEC203は、私どもにとって非常に大事な低燃費タイヤ。企画の立ち上げの段階からみんなで集まって話し合い、お客様にとってのスタンダードタイヤとはどうあるべきかを練りに練って考えてきた」と述べ、ロングライフを実現した新製品に対する自信と期待をにじませた。

《北島友和》

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