【ANA中期経営戦略】2014~2016年度までの3年間で840億円のコスト削減…間接固定費を削減

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ANA中期経営戦略を策定、コスト削減計画を設定
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ANAホールディングスは、「2014-16年度ANAグループ中期経営戦略」において、2014-2016年度の3年間で840億円のコスト削減を目指すと発表した。

同社では、現在1000億円のコスト構造改革を推進しているが、2013年度末で520億円のコスト削減を達成、2014年度末までに860億円のコスト削減を実施する。外部環境の変化によりさらに厳しさを増す経営環境に対応するため、2015-2016年度の2年間で新たに500億円のコスト削減策を追加する。

一連のコスト削減額は2011-2016年度の6年間で1360億円となり、ユニットコスト1.5円相当の低減が実現する。

追加で2015、2016年度に実施する500億円のコスト構造改革について、具体的な施策では、現在推進している1000億円コスト構造改革を継続・発展させる。

また、コスト競争力に優れた同業他社のビジネスモデル研究を通じて、ANAグループ各社が市場競争力のあるコストターゲットを追求する。同時に、各事業会社への権限と責任の委譲を進め、グループ内取引の適正化、対他社競争力を備えた生産体制を構築、各社の経営目標の達成度を確認する仕組みとして業績評価制度を導入する。

オペレーション基準を、よりグローバル水準に近づけることによる国際線運航関連コストの適正化や、構造改革を通じた間接固定費の削減を実施する。

《レスポンス編集部》

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