富士重工業(スバル)は2月4日、2014年3月期の業績予想を上方修正して発表した。連結営業利益は前期比約2.6倍の3100億円と従来予想から320億円増額した。
日米を中心に好調な販売が持続しており、従来比で通期の連結売上台数は2万2000台多い82万9000台(前期比15%増)に見直した。純利益は140億円上方修正の2210億円(85%増)とした。営業利益、純利益とも2期続けて過去最高となる。
会見した高橋充取締役専務執行役員は上方修正について「台数増による売上構成の改善や、前提為替の見直しによる」と説明した。通期の為替は1ドル97円を、同99円に変更した。営業利益段階での円安影響による増益は1620億円にのぼる見込み。