東京都港湾局、クルーズ客船を誘致するための「東京クルーズビジョン」を策定

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東京都港湾局、晴海埠頭へのクルーズを誘致へ
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東京都港湾局は、今後のクルーズ客船誘致施策を積極的に展開していくため、約15年後の目標とその実現に向けた取組みをまとめた「東京クルーズビジョン」を策定した。

東京クルーズビジョンは、学識経験者、東京港利用者、関係行政機関で構成する「東京港クルーズ客船誘致促進ビジョン策定委員会」が、東京港の現状や将来像について幅広く議論してまとめた。

基本的な考え方は、東京の強みである「交通アクセスの充実」、「観光資源の充実」、「背後圏の人口集積」を活かし、発着港としての体制を強化する。

主な誘致ターゲットとして日本籍船に対して安定した寄港回数を確保するため、「母港化」を推進する。外国籍船には、乗客数千人規模の大型クルーズ客船の発着・寄港や「フライ&クルーズ」を積極的に誘致する。

今後の取組みとして、世界最大の客船に対応可能な新客船ふ頭を臨海副都心に整備する。2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を見据え、早期の開業を目指す。

また、利用者の利便性を追求した施設を整備するとともに、より積極的な誘致活動を展開していく。

2028年時点でのクルーズ客船年間誘致目標として、東京港のクルーズ利用人口50万人、クルーズ客船利用回数280回を目指す。

《レスポンス編集部》

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