防衛省、人工衛星を活用した情報収集能力を強化…2014年度政府予算案

宇宙 テクノロジー
通信衛星スーパーバード
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  • 宇宙状況監視システム(イメージ)

防衛省は、2014年度予算案で宇宙関連施策として541億円を計上した。

各種人工衛星を活用した情報収集能力や指揮統制・情報通信能力を強化するほか、宇宙状況監視の取組を通じて衛星の抗たん性向上を図る。

現用Xバンド通信衛星(スーパーバードC2号機)の後継衛星に関する技術調査とPFI導入可能性を調査するとともに、衛星通信システムの通信妨害対策に関する研究を行う。

衛星通信の利用として196億円を計上した。Xバンド衛星通信機能の向上や、通信衛星の中継機能の借り上げなどを行う。

また、弾道ミサイル攻撃への対応や商用画像衛星の利用、気象衛星情報の利用などの予算も計上した。

さらに、衛星、スペースデブリを発見・識別し、軌道情報を確定してデータベースに登録・管理するとともに、その情報に基づき監視を行う「宇宙状況監視システム」の導入可能性を調査する。

このほか、防衛省・自衛隊の宇宙空間の安定的利用を図るための将来の衛星防護のあり方に関する調査研究も実施する。

《レスポンス編集部》

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