アメリカ西海岸初の火星探査機打ち上げ「インサイト」、アトラスVロケットに搭載決定

宇宙 企業動向
インサイト探査機の火星地球探査のイメージ
  • インサイト探査機の火星地球探査のイメージ
  • 地球・火星・月、内部構造の比較
  • 火星探査機MAVENを打ち上げた際のアトラスVロケット

2013年12月19日、URL ユナイテッド・ローンチ・アライアンスは、2016年予定のNASAの火星探査機『InSight(インサイト)』打ち上げ機はアトラスVロケットに決定したと発表した。

InSightの打ち上げは、2016年に米カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙基地からアトラスV 401型ロケットで行われる。これまで、マーズ・エクスプロレーション・ローバー「キュリオシティ」や11月に打ち上げられた火星の大気探査機「MAVEN」などNASAの火星探査機はすべて北緯28度のフロリダ州ケープカナベラル空軍基地から行われており、北緯34度のバンデンバーグ空軍基地からの打ち上げは初となる。

InSight探査機は、火星内部の調査を行う探査機。2016年3月に打ち上げ、2016年9月火星着陸を予定している。火星での地震を調査するほか、観測機器を地下5メートルほど打ち込んで内部の温度を調べるミッションが行われる。惑星のコア、マントル、外殻の大きさ、厚さ、構成や熱の環境が解明できると期待されている。

《秋山 文野》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集