スズキは、12月10日の取締役会において、VWとの間で継続中の国際仲裁手続に関連して、自己株式の取得を再度決議した。
今回の決議は、前回の自己株式の取得議決の期限が平成25年12月10日に終了することから、VWとの国際仲裁手続を継続するために、再度決議したもの。
この決議で、スズキは改めてVWに対して、これまでの主張を変えないことを明らかにしたかたちだ。
このようにVWに対して強硬な姿勢を変えないスズキに対して、VWはスズキとの国際仲裁手続に関して、沈黙を続けている。
VWの国際仲裁手続に対するこのような態度について、世界生産1000万台を目指すためには、スズキとの和解・協働が必要との見方をVWは持っており、水面下でスズキとの和解策を探っているとの憶測を呼んでいる。